揉んでもすぐ戻る腰のつらさ。
見直したい3つの体のクセ
マッサージをしてもらうと楽になる。でも、数日たつとまた同じところがつらくなる。そんな経験はありませんか。
揉んでほぐすと、かたくなった筋肉はいったんゆるみます。けれども、毎日の立ち方や動き方が同じままだと、腰に負担が集まる状態もそのまま続きます。そのため、しばらくするとまた元に戻ってしまうことがあります。
このコラムでは、腰に負担を集めてしまいやすい3つの体のクセと、家でできる確かめ方を紹介します。
足にしびれがある、足に力が入らない、おしっこや便が出にくい、じっとしていても強く痛む、熱がある。このような場合は、早めに医療機関を受診してください。
クセ1 股関節が使えず、腰で曲げている
床の物を拾う、顔を洗う。こうした前かがみの動きは、本来は股関節(脚の付け根)から体を折りたたむ動きです。股関節がうまく使えないと、その分を腰が曲がって補います。毎日くり返すうちに、腰ばかりが働く状態になります。
確かめ方
壁から足一つ分はなれて、壁に背を向けて立ちます。ひざを軽くゆるめ、背中をまっすぐにしたまま、お尻を後ろに引いて壁にタッチします。背中が丸まってしまう、お尻が壁に届かない場合は、股関節より腰で曲げているかもしれません。


クセ2 背中(胸のうしろ)が反らない
背骨のうち、胸のうしろの部分を「胸椎(きょうつい)」と呼びます。ここが丸まったままかたくなると、上を見る、物を高いところに置くといった動きで、反る動きを腰だけで行うようになります。デスクワークやスマホの時間が長い方に多いクセです。
確かめ方
うつ伏せに寝て、楽な姿勢で力を抜いてみてください。この状態でも背中が丸く見える、両ひじをついて胸を起こすと腰ばかりが反る感じがする場合は、胸のうしろがかたくなっているかもしれません。

クセ3 お腹まわりの支えが弱い
お腹まわりの筋肉は、体を動かすときに背骨を内側から支えています。この支えが弱いと、立っているだけでも腰の筋肉ががんばり続けることになります。
確かめ方
四つ這いになり、右手と左足を床と平行にまっすぐ伸ばして5秒止めます。反対側も同じように行います。体が大きく傾く、腰が反ってしまう場合は、お腹まわりの支えが弱いかもしれません。

家でできる、3つの動き
痛みが強くないときに、できる範囲で行ってください。どれも反動をつけず、呼吸を止めないのがコツです。痛みが強くなるときは中止してください。
- お尻引き(股関節):上の「壁タッチ」を、ゆっくり10回。腰ではなく脚の付け根から曲げる感覚をつかみます。
- タオルで胸ひらき(背中):バスタオルを丸めて、肩甲骨の下あたりに横向きに置き、あお向けで1〜2分。両腕は楽に広げます。
- 手足伸ばし(お腹まわり):上の「四つ這いで手足を伸ばす」を、左右交互に5回ずつ。腰が反らない高さまでで構いません。

痛む場所だけでなく、体の使い方を見る
腰のつらさがくり返すときは、痛む場所をほぐすことに加えて、股関節や背中、お腹まわりの使い方も見直してみることをおすすめします。
こうむら接骨院では、痛みの出る動きや姿勢を確かめたうえで、施術とあわせて、その方に合った体の動かし方をお伝えしています。体の使い方をくわしく確かめたい方には「Body Blueprint」もご用意しています。
